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Maine Stone Symposium 2019 ①準備編


この夏、アメリカのメイン州で行われたシンポジウム「Maine Stone Symposium2019」に参加して来ました。

Maine Stone Symposiumは、今回で2回目の開催になる石彫シンポジウムです。

メイン州在住の彫刻家8名とゲストアーティスト3名にインターン2名の総勢13名のアーティストが集まり、公開制作が行われました。


今回参加をして初めて知りましたが、メイン州は石の産地で有名だそうです。

それもその通りで、至る所に岩盤があるのと石切場や石屋さんがとても多い!

彫刻家でも石を素材に制作しているアーティストの方が多かったり、シンポジウムが行われたりするのは、身近な存在にあるからなんでしょうね。


そして、今回現地で作品に使う石を選ぶ為、石屋さんや作家さんのスタジオなどにお邪魔して来ました。

メイン州の石屋さん、とても広大です!

普段、日本で行く石屋さんとは違い、石もざっくばらんに置かれてます笑

使っている機械も見たことがないものが多く、重要にしている視点が国によってそれぞれ違うので、そういった違いが機械一つにしても見えてくるのが面白かったですね。



メイン州では、主に花崗岩(granite)や玄武岩(basalt)が採れるそうです。

折角なので、現地で採れる石を使って作品にしたいのと、人の手が加えられていない状態の石(カットされていない状態)を使いたいという二つの思いに合った石を探しました。

石屋さんの次は、今回お世話になった彫刻家のジェシーさん&星野さんのスタジオにお邪魔しました。こちらも広大で、自然に囲まれて気持ちが良い素敵なスタジオでした。

このスタジオで採れた玄武岩(basalt)、この石を使って作品を作ることに!

驚いたのは、スタジオで石が採れること!岩盤もあり、スタジオを作る時などにも出てくるそうです。

ショベルカーで石を引っ張り出してもらいました!Thank you so mach!

そして、シンポジウムは9日間しかないので、底面だしまでの下準備をスタジオで行わせてもらいました!

初めて使うワイヤーソーという石を切る機械、ワイヤーにダイヤモンドチップが付いており、水を掛けながら切っていきます。

ワイヤーソーは曲線も切れたりするので、作品の荒どり作業にも使えて便利です!

こうして、いろんな衝撃を受けながら、シンポジウムに向けての準備を終えました。


次回、シンポジウムでの制作編▷


Mai MORITA


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